ハイヤーとタクシーの違いについて

ハイヤーとよく比較される乗り物といえばタクシーです。どちらも乗客を目的地まで連れていくという点では目的が同じであると言えます。タクシーについては、目的地まで車両に乗客を乗せることだけが目的なのに対し、ハイヤーの利用はそれだけに留まりません。ハイヤーの場合、送迎の枠に留まることはなく、乗客に合わせて英語をはじめとする外国語で会話をすることが求められます。基本的に完全予約制なのがハイヤーなので、予約の際に英語ができる乗務員を希望、フランス語ができる乗務員が希望というような申し出があります。これに伴って、該当する乗務員が担当するという仕組みです。とはいえ、外国人のお客様が多いため、基本的に英語の日常会話程度はできる乗務員ばかりです。なかには、3ヵ国語以上の言語をスムーズの話せる乗務員もいます。

このほかに、ハイヤーの場合は業務内容が多岐にわたります。観光ハイヤーとして観光地案内を行うこともあり、企業の役員などの送迎も行うためビジネスマナーも必要とされています。タクシーと同じでお客様のなかには車内で全く会話をしない場合もあるとは思われますが、会話をする場合、ある程度の知識や教養、世界情勢などは把握しておく必要があるでしょう。完全予約制ならではのお客様に応じたサプライズなどを行うこともあるため、流行や相手の気持ちに寄り添った企画力が問われることもあります。ハイヤーはこのようにどのように利用するのかが未知数であるため、一筋縄ではいかないと言えます。しかし、完全予約制であるため、ある程度の準備や心構えはできるでしょう。

また、料金についても違いがあります。タクシーは初乗り料金があり、距離で計算されるものです。乗車しているときに、メーターを見れば料金が分かるという仕組みが取られています。ハイヤーはこの点が大きく違っており、車両と乗務員を時間制で貸し切るというスタイルです。プランによって料金も違いがある場合もありますし、時間とある程度大きく距離が設定されている場合もあります。料金については予約時の打ち合わせで見積もりが出してもらえるため、車内にメーターはありません。利用方法が1回限りのスポット利用だけではなく、週何回というような契約制で利用できるのもハイヤーならではです。定期的な利用の多くは、企業からの依頼が大半を占めます。ハイヤーの場合、柔軟な利用方法があり、契約時の打ち合わせでどのようにでも変化すると言えるでしょう。